“レーヨン” 表示の エコアンダリヤ、ラフィア と、その他の “紙” のペーパーヤーンと何が違うのでしょうか?(ちなみにエコアンダリアと書いてあることも多いですが、エコアンダリヤが正しいです)
エコアンダリヤ、ラフィアは “ペーパーヤーン” ではないのでしょうか?
悩まれる方が多いので専門家に確認してきましたのでご紹介しますね。
エコアンダリヤ、ラフィア と、その他の “紙” のペーパーヤーンも、同じセルロース系の原料(パルプ、綿、笹、麻、竹などの植物)から出来ています。
どちらも最終的には“紙”にしています。
結論としてはどちらも同じペーパーヤーンです。
では何が違うのかというと、 エコアンダリヤ、ラフィア は、糸にする前の段階の工程で、一旦ドロドロに溶かして、セルロース繊維のひとつである“レーヨン” という再生繊維にしています。
“レーヨン”の場合は、繊維として許可された名前である “レーヨン” 表示が可能になります。
図解したのでそちらを御覧ください。
エコアンダリヤ、ラフィア は左の列、その他の糸は右の列の工程で作られています。
“レーヨン” は、再生繊維にするためのドロドロに溶かす工程によりツヤが出ます。
同じセルロース系の原料から作られたものでも、再生繊維にする段階を挟まずに“紙” にしたものはツヤが少なく天然素材の素朴な雰囲気を残しています。
“紙” は繊維として許可されていないので【指定外繊維(紙)】と表示します。
エコアンダリヤ、ラフィア はペーパーヤーンでもあるけれど、ちゃんとした繊維名 “レーヨン”の表示が出来るので “レーヨン”表示となっているのでした。
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