ニットデザイナー“chassa”のプライベートブログです。編み物というよりアパレルのニットと毛糸のことを中心に、日々の生活の健忘録も兼ねて(笑)気長にのんびりつづっています。

ニットや織物など繊維製品の品質検査について

投稿者 CHASSA  2013年09月04日 (水)

 

本日は “一般財団法人メンケン品質検査協会” さんにお邪魔させていただき、品質試験について色々教えて頂いてまいりました。

まず、一般財団法人メンケン品質検査協会” さんとはなんぞや???って方も多いですよね?

繊維商品を作っていますと、一般の消費者の方の手に渡ったときにどの様に扱っていただくように表示すればよいか? はたまた、卸し先のブランドやショップの方が自分のお店で売る商品として品質に問題ないのか?など調べる為に、第三者の検査機関にて品質試験をしていただき、上がった結果をもとに品質絵表示を決めたりします。
(因みに品質絵表示は2015年からISO基準表示となり世界で統一されます) 

一般財団法人メンケン品質検査協会” さんは、その品質試験をして下さる大切な協会なのです。

会社の中には機械が沢山あります。皆さん白衣で科学の実験室のような感じです♪ 

何やら真剣に顕微鏡で見ています!!オオーw(*゚o゚*)w

 

今回はいつも私たちがお世話になっているメンケンさんにお邪魔していますが、検査機関自体は他もたくさんあるんですよ!

キューテック【一般財団法人日本繊維製品品質技術センター】
カケン【一般財団法人 カケンテストセンター】
ボウケン【一般財団法人ボーケン品質評価機構】
ケケン【一般財団法人ケケン試験認証センター】
メンケン【一般財団法人メンケン品質検査協会】 

 

 

ちなみに繊維製品に関する法律は以下のようなものがあります。

家庭用品品質表示法(消費者庁
繊維製品品質表示規定(消費者庁)
不当景品類及び不当表示防止法(消費者庁) 
有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律(厚生省)
製造物責任法(PL法)(消費者庁) 

 

このうちの “家庭用品品質表示法”、“有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律”、“繊維製品品質表示規定” などの表示をする際に予め品質検査をしておいた方が、表示がより正確であるため、法律上は検査が必須ではないものの、近年では殆どのアパレルでは検査を行っています。

アパレル製品で行われる検査項目は各社、各ブランドなどの基準に合わせた試験内容となりますが、主に以下のようなものがあります。

染色 堅ろう度試験項目(リンク先で画像付きで説明しています)
退光 堅ろう度試験
・洗濯 堅ろう度試験
・汗 堅ろう度試験(酸性、アルカリ性)
・水 堅ろう度試験
・摩擦 堅ろう度試験(乾燥、湿潤)
・ドライクリーニング 堅ろう度試験(パークロ、石油)

ピリング
縮率検査

キチンとした会社で生産、販売している商品は、皆様の手元に渡るまでにはこんなに色んな検査をしているのです!!

明日より別ページにて、これらの検査の方法を機械の画像と共に説明していきますので、お楽しみに!!(専門的で楽しくないか???)

 

 

さて、話は少しそれますが、上記で上げた製造物責任法(PL法)についてもふれておきましょう。

個人の手作り小物販売が空前のブームの近年ですが、趣味で作成したものでも販売する以上、何かあった際には法に問われることとなりますので注意しなければなりません。
特に製造物責任法(PL法)に関してはお客様への賠償責任など大ごとになりますので、予め保険に入っておくのが一般的です。

特に製品や生産工程で、縫い針やワイヤー、ピンなどをお使いの製品や、直接肌に触れる製品などを作られている方 はこの機会に一度確認しておくとよいですよ!

まぁ、サクッと賠償金が払えるお金持ちの方は入っておかなくてもよいのかも?ですが・・・。

中小企業PL保険制度
三井住友海上のPL保険
損保ジャパンの商賠繁盛(製造業)(法人のみ)
あいおいニッセイ同和損保の賠償総合保険(法人のみ)
日本興亜損保のPL保険(法人のみ)
AIUの事業総合賠償責任保険(法人のみ)

 

 

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