ルールがわかれば簡単♪編み図なしで編める!【こま編み】円編みの増し方と目数の法則

自分のオリジナルの円編みを編むには

自由に円を編むには、どんな毛糸でも共通の基本の1ピッチを理解すること。そのあとで毛糸の特性によって、何ピッチ繰り返すか?を考えます。

このページでは、細編み円編みの法則を知り、編み図がなくても自由に編める方法をご紹介しています。

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円編みの法則を覚えよう

いつでも基本の1ピッチのくり返し

毛糸の特性によって、6~8回 のくり返し回数がかわるだけで、どんな毛糸でも共通の、基本の柄のくり返しで円は出来ています。

こま編み= l    増し目= V

段数 目数 図解 増し目間隔
10段目 10目 V  l  l  l  l  l  l  l  l 8目とばす
9段目 9目 V  l  l  l  l  l  l  l 7目とばす
8段目 8目 V  l  l  l  l  l  l 6目とばす
7段目 7目 V  l  l  l  l  l 5目とばす
6段目 6目 V  l  l  l  l 4目とばす
5段目 5目 V  l  l  l 3目とばす
4段目 4目 V  l  l 2目とばす
3段目 3目 V  l 1目とばす
2段目 2目 V とばしゼロ
1段目 1目 l 増し目ゼロ

例えば 5段目の場合

l  l  l  

右を最初の目としたら、細編みを、3目とばしで【増し目】が入ります。

1・2・3・ 4・5 1・2・3・【 4・5 】と、ピッチ数分、数回くり返し編みます。

5段目なら【 4・5 6段目なら5・6 と、段数と同じ数字の最後の目を合わせた最後の2目が増し目の目になります。

10段目までしか書いていませんが、この先も同じ要領でいけます。

くり返す回数は毛糸のテンションにより変わる

丸まる毛糸はピッチを増やす

基本は上記の1ピッチを6回 くり返しますが、テンションがあり縮みやすい毛糸は、編みあがった後に反り返ったり丸まったりしてしまいます。

こちらは6ピッチ(6目スタート)で編んだコースター。

少しなら仕上げにスチームアイロンをかければ収まりますが、アイロンをかけた後も、反り返ったり丸まる場合は、7ピッチ(7目スタート)、または8ピッチ(8目スタート)の円編みにして下さい。

円底のバスケットなどの円柱の作品の場合は、編み上りはなんとか保たれても、時間が経つと側面が縮んできて内側に入ってしまいます。

こんな風に変形しちゃったら悲しいし、後から編み直すのも辛いですよね。

編み図の指示と違う毛糸で編む場合はそのようなトラブルが起きやすいので、実際編む毛糸で数段編んでみて、ストレッチ性が強いようなら編み図から1ピッチ増やした方が安心です。

1段目の目数はピッチ数分

編みはじめの1段目は、ピッチ数(くり返し回数)と同数の目数で全目、こま編みします。
2段目からも、ピッチ数と同数の目数が増えていきます。

6ピッチの場合

普通の毛糸の場合は基本の 6ピッチで、1段目6目でスタートし、毎段、6目づつ増えていきます。

10段目の外周で 60目 になります。

段数 1ピッチ目数 く返し回数
l l
増し目数
総目数
10段目 10 6 60
9段目 9 6 54
8段目 8 6 48
7段目 7 6 42
6段目 6 6 36
5段目 5 6 30
4段目 4 6 24
3段目 3 6 18
2段目 2 6 12
1段目 1 6 6

増し目をしたところが角になり、6ピッチで編んだものは六角形になります。

6ピッチ(6目スタート)プレス前

フチが丸まってるのが見えますか?

*画像はピッチがわかりやすいように(円と同数目数の)六角形になっています。

角度を変えて見てみましょう。反り返っているのが見えますね。

少しストレッチ性のある糸で編むと、このように外側が反り返るように丸まってしまいます。

一般的にはスチームアイロンで平らになるように落ち着かせます。

6ピッチ(6目スタート)プレス後

スチームアイロンをかけたらカタチが見えてきました。

スチームアイロンをかけると一旦は丸まりが収まりますが、後々、時間が経ったら多少戻ってしまうので、出来れば1ピッチ増やしたほうがいいでしょう。

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7ピッチ(7目スタート)の場合

少しテンションのある糸は7ピッチ7目でスタートし、毎段、7目づつ増えていきます。

10段目の外周で 70目 になります。

段数 1ピッチ目数 く返し回数
l l
増し目数
総目数
10段目 10 7 70
9段目 9 7 63
8段目 8 7 56
7段目 7 7 49
6段目 6 7 42
5段目 5 7 35
4段目 4 7 28
3段目 3 7 21
2段目 2 7 14
1段目 1 7 7

増し目をしたところが角になり、7ピッチで編んだものは七角形になります。

7ピッチ(7目スタート)のプレス前

*画像はピッチがわかりやすいように(円と同数目数の)七角形になっています。

今度は平らに収まりました。この毛糸は7ピッチで良さそうなのがわかりました。

もしも、もっとピッチを増やしたらどうなるのか? 今回はテストしてみますね。

8ピッチ(8目スタート)の場合

さらに、もっと縮みそうな糸は8ピッチ8目でスタートし、毎段、8目づつ増えていきます。

10段目の外周で 80目 になります。

段数 1ピッチ目数 くり返し
l l
増し目数
総目数
10段目 10 8 80
9段目 9 8 72
8段目 8 8 64
7段目 7 8 56
6段目 6 8 48
5段目 5 8 40
4段目 4 8 32
3段目 3 8 24
2段目 2 8 16
1段目 1 8 8

増し目をしたところが角になり、8ピッチで編んだものは八角形になります。

8ピッチ(8目スタート)のプレス前

*画像はピッチがわかりやすいように(円と同数目数の)八角形になっています。

目数が多すぎたようで波打ちました。

スチームアイロンをかけてみましょう。

8ピッチ(8目スタート)のプレス後

スチームアイロンをかけると一旦は波打ちが収まりますが、後々、時間が経ったら多少戻ってしまうので、出来れば1ピッチ減らしたほうがいいでしょう。

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同じ段数でもピッチ数が違うと大きさが変わる

6ピッチ10段で外周が60目、7ピッチ10段で外周が70目、8ピッチ10段で外周が80目となるので、同じ10段でも大きさが異なりました。

左から、6ピッチ、7ピッチ、8ピッチです。

(画像は多角形ですが円と同数目数です。円にするには次項で解説。

角にならずに円にするには?

同じ位置で増し目をくり返すと多角形なってしまう

1ピッチを繰り返しながら編めばよいのは、全項まででご理解いただけたと思います。

この中の1ピッチを見てみると、2段め以降は、1段につき1ピッチごとに1回増し目が入っています。この1ピッチの くり返しで 円になる目数となります。

但し、そのまま基本ピッチどおり編んで問題ないのは4段くらいまでで、それ以上大きくなると、増し目の位置が並んだところが角になってしまい多角形になってしまいます。

毎段同じ位置で増し目した場合、多角形になってしまいます。

こちらは7ピッチの七角形です。

増し目の位置を分散させて円にする

通常の円編みの編み図では、角が出来ないように増し目の位置を分散させます。

分散させることで角にならず円になるのですが、法則を考えるときは分かりずらいので、一旦揃えた状態で考えましたが、実際に円を編むときは、増し目の位置をバラけさせます。

ピッチ数を決めたら3~4段目までは普通に規則正しく編み、4~5段目以降は角を取り丸くするために増し目の位置を分散させましょう。

この編み図は4段目までは揃っていますが、5段目、6段目で分散させてあります。

こちらも7ピッチで編んでいますが、増し位置がバラけているので七角形になりません。

編み図を見ないで編む方法

自分で増し目位置をバラけさせた全体の編み図を書いてから編んでもいいですが、そんな面倒なことしなくても簡単に編める二つの方法をご紹介致します。

その1.マーカーで分割し、1か所ごとに1目増す

4段目までは普通に規則正しく編み、5段目の1目めを編んだら、マーカーで印をつけてピッチ数で分割します。

黄色いピン=5段目の1目め、その他青いピンは4段目を7等分してつけました。

ピッチ数で等分するときは、4段目まで編んでいたら4目ずつ、3段目までなら3目づつですが、1~2目ずれても問題ありません。

等分したあとは、毎段、1か所ごとにバラけるように好きな場所で1目増す。増す場所を固定しないことで角が出来ず丸くなります。

メリット いちいち数えないでいいので楽

デメリット 毎段毎段、複数のマーカーを移動していかなければならないのが面倒

デメリットの方が上回る方は次の方法を試してみて下さい。

その2.最初の細編みを最初と最後に振り分けて編む

4段目までは普通に規則正しく編み、5段目以降は、最初の細編みを最初と最後に振り分けて編みます。

例えば 5段目の場合

l  l  l  

右を最初の目としたら

【増し目】の目

123・【 4・5 】1・2・3・【 4・5 】と、ピッチ数分 くり返し編みます。

3目とばし で増し目が入ります。

6ピッチだとすると

(後) V  l  l  l  V  l  l  l  V  l  l  l  V  l  l  l  V  l  l  l  V  l  l  l  (初)

となりますが、最初に編む目を3目から1目にすると最後に2目残ります。

l  l   ×6ピッチ繰り返しますと

(後) l  l  V  l  l  l  V  l  l  l  V  l  l  l  V  l  l  l  V  l  l  l  V  (初)

となります。最初と最後以外は   l  l  l  3目 とばす のまま変わらないので、最初の  l  1目、最後の l  l  2目 だけ覚えておき、あとは以下表の『何段目』『何目とばす』さえ見れば、全体の編み図がなくても編めます。

こま編み= l    増し目= V

段数 増し目法則
図解
増し目
間隔
分散参考

後 / 初

10段目 V  l  l  l  l  l  l  l  l 8目とばす  l  l  V  l  l  l  l  l  l

2  /  6

9段目 V  l  l  l  l  l  l  l 7目とばす  l  l  l  l  l  V  l  l

5  / 2

8段目 V  l  l  l  l  l  l 6目とばす   l  V  l  l  l  l  l

1  /  5

7段目 V  l  l  l  l  l 5目とばす  l  l  l  V  l  l
3  /  2
6段目 V  l  l  l  l 4目とばす  l  V  l  l  l
1  /  3
5段目 V  l  l  l 3目とばす  l  l  V  l
2  /  1
4段目 V  l  l 2目とばす 分散不要
3段目 V  l 1目とばす 分散不要
2段目 V とばしゼロ 分散不要
1段目 l 増し目ゼロ 分散不要

メリット 毎段毎段、複数のマーカーを移動しなくていいので楽

デメリット いちいち数えなくてはならないので面倒

数えると言っても全目数えるのではなく、1・2・3・【 4・5 】1・2・3・【 4・5 】と、ピッチ数分 リズムカルに数えるので、そんなに大変ではないと私は感じています。

自分に合うやり方で分散すればOK

文書で読むと、先に挙げた <その1> よりも分かりずらいかも?しれませんが、実際にやってみてコツをつかむと <その2> の方が楽かもです。(私はそうです)

どちらが向いているかは個人差があると思いますので、両方試してみて下さいね。

まとめ

自由に円を編むには、どんな毛糸でも共通の基本の1ピッチを理解すること。そのあとで毛糸の特性によって、何ピッチ繰り返すか?を考えます。

なかなか文章で説明するのは難しいですが、伝わりましたでしょうか?

近々、円編みの法則が理解できるアイテムを編むワークショップを開催予定です。理解しづらかった方は、ぜひ参加してみて下さいね。

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