ニットデザイナー“chassa”のプライベートブログです。
こちらはかぎ針や棒針の手編みの基礎から専門的な毛糸の知識などご紹介しています。小物の作り方では【30分で出来る!】~【1日で出来る!】までの簡単なものをご紹介していく予定です。

手編みのゲージと工業用編み機のゲージの違い

投稿者 CHASSA  2013年09月27日 (金)

 

耳慣れた言葉のゲージですが、手編みの世界と繊維業界とではニュアンスが違います。
手編みの世界では、場合にゲージを取るとは15cm角くらいに編んで、中央の10cm角に何目何段あるか?ってことですね。

でも、業界では“ゲージ”の意味合い?というか使い方?が違います。 
ニット業界では編み機の1インチ = 2.54 センチメートル 間に何針入るか?ってことを表します。

1インチに3針なら3ゲージ、12針なら12ゲージと言います。
3ゲージなら3目、12ゲージなら12目とはなりません。

編み機から編み下ろすと編み幅は入りますので、もう少し多くの編み目が入ることになります。その伸縮率も素材によって変わるため、編み上がりの目数がいくつになるか?は編んでみないことには???です。

そこで編むのが試編み(試編みスワッチ)です。
こちらが手編みの世界でいうゲージですね。

試編みスワッチの段階で、目を詰めた編み地や、ゆるくした編み地などを上げてもらいます。この目の詰まり方を“度目(どもく)”といいます。

目を詰めることを度詰(どづめ)、目をゆるくすることを度甘(どあま)といいます。
        

モヘアなど度目を甘く編む糸もありますし、一概にこの番手にはこのゲージ!!とは言えないのですが、多少目安になるものがあると想像もしやすいので表を作成してみました。

あくまで参考程度にご覧ください。
 

*ストレートなウールを天竺(メリヤス)にしたときの想定です。

タイプ 番手 編み機ゲージ 手編みゲージ 棒針
超極太 1/0.2 不可 4~6目5~8.5段 15mm~30mm
1/0.3~0.4 不可 6~8目8~11段 12mm~15mm
1/0.5~0.6 不可 8~9目10~13段 10mm~12mm
1/0.7~0.8 不可 9~10目12~14段 8mm~10mm
1/0.8~0.9 不可 11~12目14~17段 7mm~8mm
極太 1/1~1/1.3 不可 12~13目15~19段 14号~7mm
1/1.3~1/1.5 1.5ゲージ 13~14目16~20段 11号~14号
並太 1/1.5~1/1.8 3~1.5ゲージ 14~16目18~23段 8号~11号
1/1.8~1/2.5 3ゲージ 16~22目21~31段 5号~8号
合太 1/2.5~1/3.5 3ゲージ 20~25目26~35段 4号~7号
中細 1/3.5~1/4.5 5ゲージ 23~28目30~40段 3号~4号
1/4.5~1/5.5 5ゲージ 26~32目34~45段 2号~3号
合細 1/5.5~1/7 7ゲージ 30~35目39~49段 2号~3号
1/7~1/8.5 7ゲージ 34~40目44~56段 1号~2号
極細 1/8.5~1/10 9~10ゲージ 44~48目57~68段 0号~1号
1/10~1/12 12ゲージ 57~60目71~84段 0号~1号
超極細 1/12~1/15 12ゲージ 60~63目78~89段 0号
1/14~1/24 14ゲージ 74~82目96~115段 手で編めない
1/24~1/30 16ゲージ 95~105目123~147段 手で編めない
1/30~1/40 18ゲージ 数えられない 手で編めない

 

*スワッチとは
素材見本見本のこと。織り生地でも編み地でも見本として配られるものをスワッチと言いますが、その他にも試し編みなどもスワッチといいます。正確に言うと試編みスワッチかな。

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