初心者におすすめ!【棒針の選び方】よく使う号数や使いやすい長さなど

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棒針の種類の説明と選び方 、初心者さんにおすすめの買い方を解説します。

棒針編みをはじめようと思うけど、材質や長さなど、どんな棒針がおすすめなのかな?

100均に売っている棒針でもいいのかな?

最初から棒針セットを揃えた方がいいのかな?と悩んでいませんか?

そ・こ・で!

棒針の種類(形状、材質、長さ、号数)の選び方と、初心者さんが揃えるのにおすすめの買い方をご紹介します。

棒針について詳しく知りたい初心者さんは、ぜひ参考にして下さい。

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棒針の選び方 5ステップ

編み針セットをお持ちでなく、作品に合わせた棒針を購入する場合の流れをご説明します。

  1. 作品に合わせて種類を選択
  2. 作品に合わせて長さを決める
  3. 毛糸に合わせて針の号数を決める
  4. 棒針の材質を選ぶ
  5. ブランドを選ぶ

1. 作品に合わせて種類を選択

棒針編みの針形状は3種類あります。編むものに合わせて使いやすい針を選びます。

  • 2本針(玉付き)
  • 4~5本針(玉なし)
  • 輪編み

それぞれどんな作品に使われるのか?ご紹介していきます。

マフラーやセーターは2本針(玉付き)

針の片側に玉が付いています。

玉付き2本針は、セーターやマフラーなど平らな編み地を編むときに使用します。

メリット 編んでいるときの後ろ側から目が落ちない
デメリット 輪には編めない

筒状のものは4~5本針(玉なし)

針の両側が尖り玉が付いていない棒針は4本針と5本針があります。

主に筒状の編地を編むときに使用します。

筒状とは、帽子、靴下・レッグウォーマー、手袋、アームウォーマー、脇接ぎのない輪編みのセーター、セーターの首まわり、袖口、裾まわりなどを編むときは4本針 or 5本針(または輪針)です。

4本針は、針3本を三角にして編みます。

5本針は、針4本を四角にして編みます。

4本針と5本針を利用するメリット・デメリット

メリット 色んな大きさの輪が編める。
片側に 棒針キャップを付ければ2本針としても使える。
デメリット 長い針で小さい輪を編むと針が邪魔だし、あちこち向いて危ない。

4本針と5本針の違い

本数が多い方が針が変わるところの突っ張りが少なくなりますが(突っ張りが多いとそこだけ目が開いてしまう可能性があるので気を使う)、まぁ好き好きです。

メーカーにもよると思いますが、4本針は長い針も短い針もある。5本針は長い針はないが、短い針の長さ種類が豊富かな?

筒状のものは輪針でもOK

編み針2本の間に長いチューブのようなコードが繋がったものです。

短い棒針2本の真ん中を、チューブかワイヤーなどコードで繋いだ長~い編み針。

4~5本針と同じく、主に筒状の編地を編むときに使用します。

メリット 特殊な編み方を勉強すれば、輪以外でも編めます。
デメリット 一般的な編み方で使うと特定の長さしか編めない。
色んな長さや、輪編み以外を編むには使い方の勉強が必要。

2. 作品に合わせて長さを決める

編み針ブランドによって、作っている長さがちょっと違いますが、凡そどんな長さがあるか?どんなものが編めるのか?ご紹介します。

2本針(玉付き)の長さは短長あり

23cmくらいの短い棒針 マフラーゲージ確認スワッチなど
33~40cmくらいの長い棒針 セーターなど

4~5本針(玉なし)の長さは12~40cmで数種類

12.5cm 手袋、靴下、アームウォーマー(、レッグウォーマー)
14.5cm 手袋、靴下、レッグウォーマー、アームウォーマー
16cm 手袋、靴下、レッグウォーマー、アームウォーマー
20cm 帽子(、靴下、レッグウォーマー、アームウォーマー)
25cm 帽子
30~40cm セーター

輪針は40cm~120cmで数種類

一般的な編み方の適応長さ目安

40cm 帽子、衿ぐり、袖ぐり
60cm スヌード、子供セーター
80cm スヌード、セーター、丸ヨーク部、前たて
100cm スヌード、セーター
120cm セーター

*色々とやり方があると思うので、これがすべてと言うわけではないですが参考まで。

マジックループ編みなどの適応長さ目安

60cm 80cm 100cm 120cm
靴下
手袋
セーター
(靴下)
(手袋)
セーター
大きいショール
セーター
大きいショール
三角ショール
メビウス編み
マジックループ



2本編み
ペア編み
平編み

*色々とやり方があると思うので、これがすべてと言うわけではないですが参考まで。

マフラーは短い玉付き2本針

マフラーを編む方は短い2本針が編みやすいです。

4~5本針でも片側に 棒針キャップを付ければ編めます。

普通のセーターは玉付き2本針

普通のセーターは長い2本針で編みます。

手袋、靴下、アーム&レッグウォーマーは短い4~5本針

手袋、靴下、アーム&レッグウォーマーは12.5cm~16cmの4~5本針が編みやすいですが、20cmでもOKです。

レッグウォーマーは太さによっては12.5cmじゃなく16cmの方がいいかもです。

帽子は4~5本針か輪針

帽子は20cm~25cmの4~5本針か、40cmの輪針で編みます。

輪針の方が編みやすいですが、上の方で減らし目が入る場合は輪針1本だと無理が出てきます。

減らしが入るデザインの場合は4~5本針、もしくは輪針の2本使いで編みます。

3. 毛糸に合わせて針の号数を決める

棒針はサイズが沢山あります。どの号数を使えばよいのか?悩みますよね。

適正の棒針サイスは毛糸のラベルに記載されています。

メーカー推進の号数を確認して棒針を用意します。編み図がある場合はそちらの指示に従いましょう。

日本メーカーの棒針の規格には、一番細い0号 ~ 一番太い25mm まで25段階の太さがあります。

どの号数でどれくらいの太さの毛糸を編むのか?どんなものを編むのに使われるか?大凡の目安を表にしました。

号数 毛糸の目安 セーター以外で
よく編む作品
0号 極細  
1号 極細~合細  
2号 極細~合細~中細 手袋、靴下
3号 合細~中細 手袋、靴下
4号 中細~合太 手袋、靴下、アームウォーマー
5号 中細~合太~並太 靴下、アームウォーマー、ミトン
6号 合太~並太 靴下、アームウォーマー、ミトン、マフラー、スヌード、帽子
7号 並太~太 (靴下、)アームウォーマー、ミトン、マフラー、スヌード、帽子
8号 並太~太 (靴下、)アームウォーマー、ミトン、マフラー、スヌード、帽子
9号 並太~太~極太 アームウォーマー、ミトン、マフラー、スヌード、帽子
10号 太~極太 アームウォーマー、ミトン、マフラー、スヌード、帽子
11号 太~極太 (アームウォーマー、ミトン、)マフラー、スヌード、帽子
12号 極太 (アームウォーマー、ミトン、)マフラー、スヌード、帽子
13号 極太 (アームウォーマー、ミトン、)マフラー、スヌード、帽子
14号 極太~極々太 (アームウォーマー、ミトン、)マフラー、スヌード、帽子
15号 極太~極々太~超極太 (アームウォーマー、ミトン、)マフラー、スヌード、帽子
ジャンボ7mm 極々太~超極太 マフラー、スヌード、帽子
ジャンボ8mm 超極太 マフラー、スヌード、帽子
ジャンボ9mm 超極太 マフラー、スヌード、帽子
ジャンボ10mm 超極太 マフラー、スヌード、帽子
ジャンボ11mm 超極太 マフラー、スヌード、帽子
ジャンボ12mm 超極太 マフラー、スヌード、帽子
ジャンボ15mm 超極太 マフラー、スヌード、帽子
ジャンボ20mm 超々極太 (マフラー、スヌード、帽子)
ジャンボ25mm 超々極太 (マフラー、スヌード、帽子)

4. 棒針の材質を選ぶ

棒針の材質は4種類あるので好みで選びます。

  • 竹製
  • 木製
  • プラスチック製
  • 金属製

竹製がダントツおすすめ

比較的軽くて程よいしなやかな硬さがあり、毛糸の滑りもよくとても編みやすいので、日本では一番人気があります。

軽いといっても太くなると重いので、15mm以上は作成されていません。

木製はデザイン重視の方

日本製は見かけませんが、外国製の棒針に多く使われています。

硬さやしなやかさ滑りの良さなど、編みやすさは竹に劣りますが、竹とは違うほっこりした雰囲気や木目を活かしたデザイン、カラフルに着色されたものなど、見た目で選ぶことがあります。

プラスチック製はジャンボ針ならおすすめ

滑りもよくなく編みづらいですが、とても軽いので太い針だけはプラスチック製がおすすめです。

見た目はカラフルでかわいいものが多いですが、時間が経つとプラスチック製はどことなく古びた感じになってしまうのもデメリットです。

金属製はお好みで

アルミや真鍮、ステンレスの針は昔はよく見かけて、私も子供の頃、使ったことがありますが、冬場は触れるとひんやりして寒く感じました。

今でも海外などオシャレなのはあるようですが、身近では使っている人は見かけません。

5. メーカー・ブランドを選ぶ

棒針で有名なメーカーは、クロバー(匠) ハマナカ近畿編針Knit Pro(ニットプロ)addiなどあります。

圧倒的に人気がある棒針はクロバーの「匠」ブランドです。

編みやすさが全然違うと評判ですが、お値段が少々お高いので、2番目にはハマナカ 手あみ針がメジャーですね。

慣れてくるとデザインとか機能とか拘りが出てきて、皆さんお好みで色々使われていますが、色々使ってみてもやはり「匠」と言う方が多いです。

なので、悩んだらクロバー「匠」をおすすめします。

棒針のおすすめの買い方(セット?単品?)

ということで、圧倒的におすすめの棒針はクロバー「匠」ですが、それではどの様に揃えていくのがいいのでしょうか?

  • 1本づつ揃える?
  • 最初からセットで購入する?

結論から言うと、最初からセットで購入するのがおすすめです。

理由は次項で解説しますが、結局、色んなサイズが必要になるので、私は1サイズ買い揃えて割高になってしまいました。

最初からセットで買うのがおすすめの理由

編み物は、毎回ゲージを取る必要があるので、実際に使用する編み針は指定の号数だけでは済まないからです。

毛糸で指定されている号数の針で編んでも、自分で編んた編地のゲージをチェックすると、大抵はゆるめだったりきつかったりします。

指定のゲージにあうまで、針の太さを変えて調整する必要があります。

目数が少ない
(編み目がゆるい)

↓ ↓ ↓

(目を詰めるために)
針の号数を1号細くする
目数が多い
(編み目は詰まっている)

↓ ↓ ↓

(目を緩めるために)
針の号数を1号太くする

1つの号数だけの編み針を購入しても、試編みしてから、大抵はもう1サイズ購入することになります。

しかし何度も買いに行くのも面倒くさい・・・という方は、指定サイズ前後の3サイズ購入してしまうのがいいでしょう。

編み図の指定が6号針なら、5号針と7号針も一緒に買ってしまうということです。

これが1つの作品を編むときの話です。

次々に作品を編んでいくことを考えると、最初から多くの号数を揃えて置いたほうが時間と気持ちのロスが少ないですし、編み物を今後続けるなら出費も最終的には安くつきます

そのため、編み教室では最初からセット購入をおすすめされます。

クロバー「匠」のセット内容詳細

それではどんなセットがあるのか調査してみましょう。

一番おすすめのクロバー「匠」のセット全4種類の内容を確認してみました。

匠ミニ棒針セット 匠5本針短セット 匠セット  匠セット2 
4,900円 9,800円 16,000円 20,000円
ゲージ確認とマフラー。 小物を編む人に一番おすすめ。 セーター編む人におすすめ。 セーター編む人に1番おすすめ。
ミニ棒針のよく使われる号数をセット 小物作りや部分編みに便利な、小回りのきく短5本針のセット セーター編む人向け。よく使われる号数と便利な編み物用品のセット 太番手を中心としたデラックスセット
0号        
1号        
2号 5本針(短16㎝) 5本針(25cm)
3号 5本針(短16㎝) 2本針 5本針(25cm)
4号 ミニ2本針 5本針(短16㎝) 2本針
5本針(25cm)
5本針(25cm)
5号 ミニ2本針 5本針(短16㎝) 2本針 2本針
5本針(25cm)
6号 ミニ2本針 5本針(短20cm) 2本針
4本針(30cm)
2本針
4本針(30cm)
7号 5本針(短20cm) 2本針 2本針
8号 ミニ2本針 5本針(短20cm) 2本針
4本針(30cm)
2本針
4本針(30cm)
9号 2本針
4本針(30cm)
10号 ミニ2本針 5本針(短20cm) 2本針
4本針(30cm)
2本針
4本針(30cm)
11号 2本針
12号 ミニ2本針 5本針(短20cm) 2本針
4本針(30cm)
2本針
4本針(30cm)
13号 2本針 2本針
4本針(30cm)
14号 2本針
15号 ミニ2本針 2本針 2本針
4本針(30cm)
ジャンボ
7mm
ジャンボ
8mm
ミニ2本針
付属 キルティングケース入 目数リング/キルティングケース入 目数リング/段数リング/カラーほつれ止2本/なわあみ針/棒針キャップ(S)/とじ針(No.15・18)/キルティングケース入 目数リング/段数リング/棒針キャップ(L・S)/カラーほつれ止2本/太番手用とじ針セット/とじ針(No.15・18)/キルティングケース入

セーターなどを編む方におすすめ

セーター・カーディガンなどウエアを中心に編むつもりの方は、最初から一通り揃ったセットがおすすめです。

クロバー「匠」で一番内容が充実しているのはこちらです。

クロバー棒針セット「匠セット」 2 
竹製棒針「匠」の太番手を中心としたデラックスセット
2本針(5・6・7・8・9・10・11・12・13・14・15号)(マフラー、セーター)
4本針(6・8・9・10・12・13・15号)30cm(マフラー、セーター、帽子)
5本針(3・4・5号)25cm(マフラー、帽子、衿ぐり、袖口)
目数リング/段数リング/棒針キャップ(L・S)/カラーほつれ止2本/太番手用とじ針セット/とじ針(No.15・18)/キルティングケース入
定価20,000円+消費税
メリット デメリット
  • ゲージ・マフラーは3~15号まで網羅。
  • セーターは5~15号まで網羅。
  • 帽子は3~15号までの多くで編める。
  • 道具も色々ついてくる。
  • キルティングケース付き。
  • 高い。
  • ジャンボ針は1サイズも入っていない。
  • 5本針が長く手袋、靴下などは編みづらい。

手袋とかソックスはもっと短い針のほうが編みやすいので、おいおい買い足して行くことにはなると思います。

最初から手袋、ミトン、靴下などで使いやすい12.5cm5本針を、よく使いそうな細めの糸用の4、6、8号で用意しておけば安心です。

「太番手を中心としたデラックスセット」だけでも20,000円ということで、ちょっとお値段が厳しい・・・と言う方は、本数が少し減ってお手頃な「よく使われる号数と便利な編み物用品のセット」(9号、11号、14号の針が減ります)もあります。

小物中心で編む方におすすめ


小物中心で編むつもりの方におすすめは5本針(短)のセット。

如何にも使いそうな丁度よい太さと丁度よい長さで、無駄なく揃っています。

 棒針キャップを追加購入すれば、マフラーなどが編みやすい玉付き2本針のようにも使えるので、本当に無駄がないコスパの良いセットです。


クロバー 匠 5本針 短 セット
小物作りや部分編みに便利な、小回りのきく「匠」〈短〉5本針のセット。

5本針<短>
2・3・4・5号 16cm(細めの毛糸で手袋、靴下など)
6・7・8・10・12号 20cm(中くらい~太めの毛糸でマフラー・帽子など)
目数リング/キルティングケース入
9,800円+消費税
メリット デメリット
  • 9、11号を除き2~12号までゲージがとれる。
  •  棒針キャップを追加購入すれば、マフラーなどが編みやすい玉付き2本針のようにも使える。
  • 短針用のケースが入手出来る(単品で販売しているケースは長い針用のケースだけなので助かる)。
  • セーターは編めない。
  • 13号より太い棒針が1サイズも入っていない。
  • 目数リング以外の道具は付いてこない。

追加で最初に買った方がよいと思う用具

その他の道具も使わない場合も多いですし、必要な方であれば個別でも買えます。

どの道具がどんなことに使用するかは別ベージでご紹介していますので、読んでみて必要なものを追加して下さい。

>> 棒針に必要な「基本の道具」と「あったら便利なツール」

追加で最初に買った方がよいと思う棒針

太い糸がお好みの方は、最初に14号と7mmの5本針も追加して購入しておくと不自由ないと思います(セーター以外は)。

まとめ

棒針の種類の説明と選び方 、おすすめの買い方をご紹介しました。

私のおすすめは、編みやすくて圧倒的人気の竹製棒針クロバー「匠」です。

セットならケースも付くし、結果的に時間もお金も節約になります。

とりあえず1本と無駄に買う前に、最初からセット購入をおすすめします。

以上、ぜひ参考にしてみて下さい。

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