家庭でウールを染める染料は?市販の染料で染まるもの染まらないもの一覧

羊毛の染色は酸性染料や反応染料などを使います。

家庭では(趣味の世界)では酸性染料を多く使いますが、工業的には現代は反応染料が中心です。

ウールのタイプによって染まり易い染まりずらいなどがあります。染色のスピードの速いもの(紡縮ウールなど)は染めムラになりやすいので注意。

ウールの黒は深みが出ずらいため、有害ではありますが、向上では現代でもクロム染料を使用しているそうです。

酸性染料はタンパク質が染まる染料なので、羊毛以外にもカシミヤやモヘア、アルパカなどの動物の毛やシルクも染まります。

もちろん人間の皮膚思い出のも染まります!!美容室のヘアカラーは酸性染料(とか酸化染料)です。

タンパク質というのは20種類のアミノ酸のペプチド結合(=アミド結合)で出来ており、同じくアミド結合で出来ているナイロン(ポリアミド繊維)も染まります。

その他、ポリウレタン、ナイロン、ポリ塩化ビニル、プロミックス(牛乳繊維)も染まります。

市販の染料で染まるもの染まらないもの一覧

市販の染料ではどんなものがあるのかな?

染料種類 直接 酸性 分散 反応 カチオン 複合 不明
市販の染料 【Rit】パウダー染料 【ランドスケープス】 【みや古染色】ホットダイ P-100? 【ダイロン】プレミアムダイ 【田中直染料】カチノン染料 【ダイロン】マルチ 【みや古染色】コールホットダイ ホット 【みや古染色】コールドダイ オールECO
【田中直染料】シリアス染料 【田中直染料】デルクス染料 【田中直染料】ポリロン染料 【田中直染料】リアック染料
*【藍熊染料株式会社】ダイアモンドファースト
     
綿
 ◎
レーヨン
ポリノジック
キュプラ
アセテート
トリアセテート
ビニロン
ナイロン ×
ポリエステル × × ×
改質ポリCD × × ×
改質ポリAD × × ×
アクリル × × × ×
アクリル系 × × × ×
ポリウレタン
ポリ塩化ビニル
ポリクラーク
プロミックス    ○

市販の酸性染料で染める!!

ウール100%やウールシルク、ウールモヘアなど、タンパク質の場合、しっかりと色を出したいのなら酸性染料がおすすめです。

【ランドスケープス】 オーストラリア
1,740円/100g(2015/11/01調べ)
1本で1kg染色とのことなので・・・
1kg(1本使用)あたり染色染料代 1740円

発色もいいですしオススメです!

【藍熊染料株式会社】ダイアモンドファースト 日本
22,680円/100g×全6色(2015/11/01調べ)
色によって必要量違うので染色代不明ですが目安として・・・?
1gで100g染色とのことなので・・・
1kgあたり染色染料代 3780円  ?

調合して好きな色が作りやすいのが、この染料の特色です!

【田中直染料店】 デルクス染料 日本
432円/10g(2015/11/01調べ)

市販の反応染料で染める!!

【ダイロン】プレミアムダイ イギリス

702円/50g(2015/11/01調べ)
1パックで250g染色とのことなので・・・
1kg(4パック使用)染色染料代 2808円

【田中直染料店】 リアック染料 日本
?324円/10g(2015/11/01調べ)
染料量情報なし

市販の複合染料で染める!

【ダイロン】マルチ イギリス

500円/5g?(2015/11/01調べ)
1パックで250g染色とのことなので・・・
1kg(4パック使用)染色染料代 2000円

濃色でなく淡い色なら気にならないと思いますが、しっかり色出しするにはあんまりオススメはしません。この染料の良さは色数の多さと、手軽に買えるってのと、わりと万能に染まるってところでしょうか。

ウールを今回だけ染めるだけでなく、今後も色んな素材を染めるのに使いたいって方には便利に使えると思います。

私の環境ではどこにでも売っていたので、子供の頃から馴染みのある染料です。思い出のパッケージが変わってしまったのが残念です。

あとは・・・
情報がなくてよくわからないのですが、以下もウールが染められるようです。

【みや古染色】コールホットダイ ホット&オールECO
 日本

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