廃盤になってしまった糸と編みたいとか、ボーダーや配色でプラスしたいなど、切り替えて編んだときに差がなく編める毛糸を探したいときってありますよね。
もしくはお教室からの指定の糸が高いので安い糸に変更したいとか。
そんなときに、太さの似た毛糸を探すときのポイントと注意点をご紹介します。
代替え毛糸の探すときの注意点
ファンシーヤーン(スラブ、ループ、シャギーヤーン)などは番手では正確な太さがわからないので、その場合は最後にご紹介する『似たゲージの毛糸を探す』が最適です。
ストレートヤーンで混率が近ければ『太さの近い毛糸を探す』方がいいです。この場合の太さは『番手』で確認します。
なぜストレートヤーンの場合は『似たゲージの毛糸を探す』が最適じゃないのかというと、そもそもメーカーが推進している『標準ゲージ』『適正ゲージ』というのは、何を作るかわからないものに対して「一般的にはこれくらいかな」という感覚的なもので推進しているゲージの目安なだけです。
作るものによっては当てはまらないですし。詰まった目が好きな人、緩く編むのが好きな人、メーカーの人の好みや自分の好みもありますし、作るものやトレンドでもゲージは変わります。
組み合わせて使用する場合は、あいまいで感覚的なゲージよりも、きちんとした数値である『番手』で『太さの近い毛糸を探す』方がよいと思います。
代替え毛糸の探し方は2通り
1.太さの近い物を探す
(糸の太さを表す単位である)番手が近い物を探します。
但し、注意しなければならない条件が2つあります。
1.混率が同じまたは近い
同じ番手であっても混率によって太さがかわるので、混率が出来るだけ同じものを探します。
アクリルはウールの代替えなので、ウール100%ならウール50%アクリル50%でもOKです。なお、レーヨンもシルクの代替え繊維なのでこちらも同じと考えていいです。
2.ストレートヤーンである
撚糸(糸の撚り)によって、同じ番手でも太さが変わりますので、ストレートヤーン(糸の太さや撚りが一定のもの)に限ります。
番手の確認の仕方は簡単です。2通りご紹介します。
自分で番手を計算する
番手は毛糸の帯ラベルに書いてある情報から簡単に計算出来ます。
番手一覧表から探す
筆者が計算して一覧表にしたものがあるのここで探す。
2.似たゲージの毛糸を探す
ファンシーヤーン(スラブ、ループ、シャギーヤーン)などの、ストレートヤーン以外の毛糸は番手が同じでも太さが変わることが多いので、その場合は毛糸のラベルに書いてある標準適正ゲージの近いものから探します。
ラベルが手元になくても今どきはネットで探せますが、それぞれ探すのも面倒なので一覧表にしました。よろしかったらご活用下さい。
まとめ
代替え毛糸の探し方は『太さの近い物を探す』と『似たゲージの毛糸を探す』の2パターンありました。
ストレートヤーンで混率が近ければ『太さの近い物を探す』。素材感が違う場合は『似たゲージの毛糸を探す』が最適です。
参考にしていただけると幸いです♡